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京都新聞に本研究所の椚田結さんの記事が掲載されました
2010年7月8日の京都新聞「ひと フォーカス」に本研究所の椚田結さんの記事が掲載されました。 【以下抜粋】 大阪府高石市出身。中学を卒業後、16歳で向日市の足立和裁研究所で和裁を学び始めた。きっかけは9歳年上の姉が和裁士として働く姿を見て「かっこいいと思った」から。 入学前は「針も持ったことがなかった」と言い、寮に住み込んで一から修行した。2年間は長じゅばんや浴衣を地道に縫い続けた。「とにかく目の前のものを仕上げるのに必死だった」。日々の積み重ねで技術を高めた。 3年生であわせの着物を初めて作り上げたときの達成感は今も記憶に残っている。5年目には国家資格の和裁技能士2級をとり、今では呉服店や百貨店から依頼がある訪問着や留め袖、コートまで何でも縫う。同じ縫い方をしても生地の素材や着物の種類で仕上がりは違う。「奥深さが和裁の魅力」といい、「自分が縫った着物をお客さんが着てくれていると思うと、うれしい」と笑顔で語る。 「ミリ単位でぶれないよう真っすぐに縫う」。基本重視の指導者の教え通り、常に本番を意識して特訓。1日10時間以上も針を手にすることもある。 |